高経年マンションをより長く快適に暮らして行けるようにするためには、
そして、そのマンションの管理組合活動を「楽しく」していくためには…
この課題は、残念ながら、1人1人の区分所有者の方が、
じっと待っていたり、普段の役割があっても「めんどくさい」とだけ
考えていても、残念ながら昨日より良くはなりません。
また、管理会社が、何か良い提案も持ってきてくれるのを待っていても、
「待ちぼうけ」になって、請求されるものは払わないといけない
という状況になるだけです。
そう、これは人間で言えば「うつ症」の状態と言ってもいいでしょう。
放っておけば、最悪は?
まあ止めていきましょう。前回等で書いたことのくり返しになりますから…
しかし、目先の問題は、役員のなり手がいない、
お年寄りのお宅で滞納が発生し、請求しても取れない状態になって、
規約を考えていても、総会で3/4も委任状が集まらないから
改正もままならない…
まあ、いきなり明日からよくなる方法はありませんが、
でも「待っている」だけでもいけません。
「何か」を「誰かが(一人だけではなく)」始めるしかないのです。
そして、あまり気力がない区分所有の方が、この始めた活動を
安易に潰したり、否定したりすることを防がないといけません。
それから、こういう動きに対して、
そして、戸あたり月1,000円位までの資金を、無駄だと思わないで、
自由に使えるようにしてあげるという意識です。
(もちろん使い道は後で検証はする必要があるけれど、
別に「無駄」に見えるから、すぐに切ろうとしない、ということです。
そして、これは別に使い切ることを目的にはしていません…)
まずこの環境がなければ、多くの区分所有者の方が、
「組合員全員の利益」を、「長期的に」考える、ということが
できなくなってしまいます。
それから、何かのイベントの企画です。
別に、お祭りや飲み会のことではありません。しかし、
その小さな活動が始まった時に、飲み会や、お茶やお菓子が
ついていくことを安易に否定しないことです。
(この「安易に否定」する人たちには、ある一部の、
組織的にマンションの活動を牛耳って、
できれば皆さんの資金をその(部外の)組織に上納することを考える人がいて、
あたかも熱心なボランティアのように活動する人たちが
リードすることがよくあって、それが真っ当に聞こえるもので
ハマってしまうことがあるようです)
そして、一つではなく、いろいろな、それも小さな試みから、
そのうち、に絞って…
そして、そのメンバーのみなさんが、フランクに、
将来(5年後、10年後、20年後等、いくつかのラインを設定して)の
マンションの目標と方向性を話し合える機会を自然に作ることなのです。
昭和の時代に、公団分譲の団地などに入られた方々は、
皆さん自然にの活動をされていましたが、
子供が巣立って行ってしまったら、なんだか忘れられたようで…
でも、どういう環境のマンションでも、この時の意識が
実は重要で、この活動が重くなったり、軽くなったりしています。
そして、いろいろな、「将来を話し合うグループ」ができれば
その次に、いろいろな展開が考えられますが、これは、この次に…
でも、今のこういう活動への入り口は…
簡単なのは「防災」と「子供」ですが…