3月頃~6月、会計担当の役員等として管理組合をはじめ、いくつかの会計事務の処理、報告等で目が回っていました。
「決算」は重要だし、「これが丸くおさまると安心」ということは理解されている通りです。
ですが、どこでもというわけではないでしょうが、どうも担当以外の役員(理事、監事)の皆さんが、「会計のことはよくわからない」という姿勢を取られることが多いように感じられます。まあ、やっていることが株式会社じゃないので収益のことは考えないで済まそう、ということで、とりあえず納得できないところがあっても来年度に送っておこう、とか、今年度は担当の予算を余らせたので十分に成果があったと強調する、とか。そして、監査では、預金等の残高のチェックと、支払証憑の確認だけで終わってしまう。そして、総会に流せば、現金主義と発生主義の理解もないまま、通常は承認されてしまう、ということから、一つ二つ手続的に根拠のあまりない難しいコメントを残して「仕事をした」と考えているようです。
団体として、組織として、マンションとして、「持続」と「長期的に将来の費用等の負担を抑える」ことが重要なのに、これでいいのでしょうか。考えさせられてしまいます。
管理組合などでは、一般的に長期の収支計画を立てれば大きく不足することが多いでしょう。そして、収入増加要因はあまりありません(基本的に管理費等の値上げになることから消極的になりやすいものですので)。これを戦略的にするのが会計担当者の仕事であって、そこで最も大切になるのは「予算」であって、計上の根拠となるのが前年度決算の内容なのですが。役員全員、もっと考えて(会計の考え方の基本がわからなければもう少し学んで)ほしいです。マンションであれば、役員だけでなく区分所有者の大半がそうあって欲しいのですが。そうしてはじめて、マンションの居住者全体に「夢」が生まれ、将来の資産価値の維持向上が図れるのでしょうから。
2018年7月2日月曜日
2018年6月25日月曜日
6月18日の大阪での地震、1週間が経ち、被害の全貌が見えてきました。
被災された方には心よりお見舞い申し上げますとともに、被災されなかった方にも、
仙台や熊本、かつての神戸とともに、マンションの震災対策、見直す機会にしてほしい
と思います。
今回は地震の規模のこともあり、マンションについては多少ひびが入ったり
エキスパンションジョイントの落下等がみられるものの、
致命的な事例は無いようです。ガスとか水道とかのライフラインについては
事情は異なるところがありますが。
今回は、発災の時間が出勤時と重なり、エレベーターの停止による
閉じ込め事例が多く発生していました。幸いにも当日の午後までには
閉じ込められた皆さんも外に出られたようで(エレベーターそのものが当日中に
復旧したわけではありませんが)まずは大きな問題にならなかったようです。
マンションの震災対策、必要性はわかっていてもあまり進んでいません。
対策マニュアルは自治体などのアドバイスでよういされたところは多いようですが、
過去の事例でも、それが機能したという声は聞こえてきません。
多くは実権者の不在などで対策本部の立ち上げもできず、たまたま集まった
居住者の方で、被害状況の確認と安否確認を始めるも、情報の管理(整備)の
事情からなかなか把握できないで、というようでした。
震災は、過去の事例とほぼ同じことが将来起こるというものではないようです。
あくまでも過去の例は参考で、マンションでは何があっても、特に初動の対応が
できるような仕組みを作っておくことが必要です。たまたま過去の理事長経験者や
担当の理事経験者が数人在宅していればその場は問題なく進むのでしょうが、
それでいいのでしょうか。必要なのは区分所有者、居住者の皆さんで日頃から
よく話し合っておくこと、そして、刻々とマンションの状況は変化していくので、
状況(実態)が把握できる体制をつくっておくことです。そのためには、管理組合、
あるいは自治会と各居住者との間、または居住者の皆さん同士で、緊急時には
すぐに連絡を取り合える環境が欠かせません。
自分が「弱い」から使わない、できない人がいるから無駄だなどと言ってネットの
環境づくりを拒む組合もあります。しかし、まず考えることは必要ですね。
エレベーターで閉じ込められても、今は一般にスマホで連絡も取り合えます。
もちろんマンションでのルールが整備されていればの話で、そうすれば、当然
救出されるのも早くなりますね。また、仮に理事長が地球の裏側にいたとしても、
初動対応の陣頭指揮もとれるようになりますね。
まあ、自然は私たちに「考える機会」を与えてくれているのだ、と理解し、
「次」におこる事態に対応できるようにしておきましょう。今はそのための情報は
あふれていますので…
被災された方には心よりお見舞い申し上げますとともに、被災されなかった方にも、
仙台や熊本、かつての神戸とともに、マンションの震災対策、見直す機会にしてほしい
と思います。
今回は地震の規模のこともあり、マンションについては多少ひびが入ったり
エキスパンションジョイントの落下等がみられるものの、
致命的な事例は無いようです。ガスとか水道とかのライフラインについては
事情は異なるところがありますが。
今回は、発災の時間が出勤時と重なり、エレベーターの停止による
閉じ込め事例が多く発生していました。幸いにも当日の午後までには
閉じ込められた皆さんも外に出られたようで(エレベーターそのものが当日中に
復旧したわけではありませんが)まずは大きな問題にならなかったようです。
マンションの震災対策、必要性はわかっていてもあまり進んでいません。
対策マニュアルは自治体などのアドバイスでよういされたところは多いようですが、
過去の事例でも、それが機能したという声は聞こえてきません。
多くは実権者の不在などで対策本部の立ち上げもできず、たまたま集まった
居住者の方で、被害状況の確認と安否確認を始めるも、情報の管理(整備)の
事情からなかなか把握できないで、というようでした。
震災は、過去の事例とほぼ同じことが将来起こるというものではないようです。
あくまでも過去の例は参考で、マンションでは何があっても、特に初動の対応が
できるような仕組みを作っておくことが必要です。たまたま過去の理事長経験者や
担当の理事経験者が数人在宅していればその場は問題なく進むのでしょうが、
それでいいのでしょうか。必要なのは区分所有者、居住者の皆さんで日頃から
よく話し合っておくこと、そして、刻々とマンションの状況は変化していくので、
状況(実態)が把握できる体制をつくっておくことです。そのためには、管理組合、
あるいは自治会と各居住者との間、または居住者の皆さん同士で、緊急時には
すぐに連絡を取り合える環境が欠かせません。
自分が「弱い」から使わない、できない人がいるから無駄だなどと言ってネットの
環境づくりを拒む組合もあります。しかし、まず考えることは必要ですね。
エレベーターで閉じ込められても、今は一般にスマホで連絡も取り合えます。
もちろんマンションでのルールが整備されていればの話で、そうすれば、当然
救出されるのも早くなりますね。また、仮に理事長が地球の裏側にいたとしても、
初動対応の陣頭指揮もとれるようになりますね。
まあ、自然は私たちに「考える機会」を与えてくれているのだ、と理解し、
「次」におこる事態に対応できるようにしておきましょう。今はそのための情報は
あふれていますので…
6月17日、恒例の千葉市新任役員研修会でした。
今年は20以上の組合から50名以上の参加がありました。
気になるのは、新任でも皆さんかなり先輩の方がおられるようで、
役員の人選にはかなり苦労されているのかなと思います。
今年も40分の時間をいただいてしゃべらせていただきました。
テーマは「新任役員の心得」(このところ同じです、が内容は刷新しています)
10分ほどのミニワークを挟んで、
管理組合の役員をやるなら 「楽(らく)しよう」ではなく「楽しくやろう」
ということ、「マンションの外に多くのネットワークを持とう」ということ、
そして「管理は素人でも、生活とマンションの所有には素人と言って逃げることは
許されない」と…
それから、中小企業経営とは違ってマンション管理はM&Aで逃げられると
いうものではなく、継続するためには「後継者の育成」が重要になると。
高齢化は進んだといえ、高経年マンションでもまだ半数ほどの住人は
若いはず。なのに顔が見えないだけ。そして「区分所有」の意識(権利と義務)に
あまり興味がなくなっている。まあ、当たり前な話で「教わったことがないから」
長年マンションを引っ張て来た役員経験の皆さんが子供世代に苦労は
かけたくない気持ちはわかるけれど、苦労を知らないことが将来どうなるのか
ちゃんと考えて欲しい。
このようなことを話してきました。
マンションを持つことは、「夢」を持つことでなければ、
「不安」だけ考えていたら必ず「不安」が的中してしまいます。
そんなことがないように
「管理」には、柔軟な発想と、前をそして上を向く姿勢が大切です。
今年は20以上の組合から50名以上の参加がありました。
気になるのは、新任でも皆さんかなり先輩の方がおられるようで、
役員の人選にはかなり苦労されているのかなと思います。
今年も40分の時間をいただいてしゃべらせていただきました。
テーマは「新任役員の心得」(このところ同じです、が内容は刷新しています)
10分ほどのミニワークを挟んで、
管理組合の役員をやるなら 「楽(らく)しよう」ではなく「楽しくやろう」
ということ、「マンションの外に多くのネットワークを持とう」ということ、
そして「管理は素人でも、生活とマンションの所有には素人と言って逃げることは
許されない」と…
それから、中小企業経営とは違ってマンション管理はM&Aで逃げられると
いうものではなく、継続するためには「後継者の育成」が重要になると。
高齢化は進んだといえ、高経年マンションでもまだ半数ほどの住人は
若いはず。なのに顔が見えないだけ。そして「区分所有」の意識(権利と義務)に
あまり興味がなくなっている。まあ、当たり前な話で「教わったことがないから」
長年マンションを引っ張て来た役員経験の皆さんが子供世代に苦労は
かけたくない気持ちはわかるけれど、苦労を知らないことが将来どうなるのか
ちゃんと考えて欲しい。
このようなことを話してきました。
マンションを持つことは、「夢」を持つことでなければ、
「不安」だけ考えていたら必ず「不安」が的中してしまいます。
そんなことがないように
「管理」には、柔軟な発想と、前をそして上を向く姿勢が大切です。
2018年5月22日火曜日
5月18日~20日、日本マンション学会学会に参加してきました。
今年のメインシンポジウム、テーマは「郊外型高経年団地の再生とストック活用」、高経年団地が今後元気に生き残るための様々な可能性と課題についての検討でした。合意、費用、ハードの維持管理、そしてコミュニティ、様々な障害は考えられるけれども、そのマンションにしっかりとした長期の展望と、環境をよくしていこうという強い意気込みがなければ、そして自分で「決められる」体制ができていないとどうしようもない、というのが印象でした。でも、現実の高経年マンションは、ついつい「できない理由」を探して逃げ、それでも現状は維持されるという幻想にすがっている気がします。大丈夫でしょうか…
20日は、第6分科会で発表。「韓国における住宅金融制度の実態とマンション管理」、日韓の住宅金融制度の実態の差をみながら、やはりマンションの長期的な安定した管理を行うには、法制度だけでなく経済的な基盤(管理組合、各区分所有者とも)がキーとなる事、そして基盤整備にかかる課題と提案を含めて話しました。(時間はわずかでしたが…)
あとは恒例の見学会。参考になりました。さすが北の都のマンションは違いますね。
今年のメインシンポジウム、テーマは「郊外型高経年団地の再生とストック活用」、高経年団地が今後元気に生き残るための様々な可能性と課題についての検討でした。合意、費用、ハードの維持管理、そしてコミュニティ、様々な障害は考えられるけれども、そのマンションにしっかりとした長期の展望と、環境をよくしていこうという強い意気込みがなければ、そして自分で「決められる」体制ができていないとどうしようもない、というのが印象でした。でも、現実の高経年マンションは、ついつい「できない理由」を探して逃げ、それでも現状は維持されるという幻想にすがっている気がします。大丈夫でしょうか…
20日は、第6分科会で発表。「韓国における住宅金融制度の実態とマンション管理」、日韓の住宅金融制度の実態の差をみながら、やはりマンションの長期的な安定した管理を行うには、法制度だけでなく経済的な基盤(管理組合、各区分所有者とも)がキーとなる事、そして基盤整備にかかる課題と提案を含めて話しました。(時間はわずかでしたが…)
あとは恒例の見学会。参考になりました。さすが北の都のマンションは違いますね。
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