コロナウイルスについては、
東京都他に「非常事態宣言」が発令する事態となりました。
そして、感染者が見つかる事例数も急増しています。
それも、多くが「感染経路」不明とされています(当初ですが…)。
しかし、実は、それ以降の情報は開示されていません…
マンション(管理組合)においては、
「三蜜」は避けましょう、と広報しました。
人が集まる施設は閉鎖したし、会議は中止にしたから
これで「当マンションは大丈夫、安心です」…
これで完璧です。
としているところが多いようですが、本当に大丈夫でしょうか?
ここまで、前回書きました。
何が問題なのか?
まず、「自分のマンションには感染者はいない」
「人のマンション内での接触を断っているから、
新たな感染者は入ってこない」
だから、住民が我慢していたら、そのうち解決する。
このHAPPY ENDを前提にしていませんか?
ということです…
まず、このコロナ禍、実は、いつまで続くかがだれにもわかりません。
現在の感染者の把握状況も、公表されているものは
決して最新のものではありません。
必要なことは、まず…
◎現状の、最新のマンション内の感染者の有無(状況)を把握すること
◎もし、感染者が居住者内に発生したらどういう対応を取るのか
◎必要な「情報の共有」をどうやって行うのか
これらのことをちゃんと決めておかなければいけません。
そして、例えば2020年度に大きな工事を予定した場合、
その準備や進捗をどう進めるかの問題もちゃんと協議しておかないと
あとで大変なことになります。ただ、延期すればすむものではありません。
来年の工事にすれば、費用が大きく上がることもあって、…
内定自体を業者側から取り消されることもあれば、この状況ですから
事業者も仕事を続けることができなくなってしまうこともあります。
総会は?
4~6月に開催されるところが多数ですが、本当に開催できるのでしょうか?
もしできなかった場合、どう対応すればいいのか?
これらのことは、「黙っていても管理会社がやってくれるから…」
「ちゃんと行政からの指示や連絡があるから」
期待してはいけません。あとで「理事長さん、どうしましょう?」
って聞かれるだけになりますから。
もちろん「管理組合」だけではありません。防災組織や町会・自治会だって
事の重大性は別として、同じ問題を抱えています。
これらを、すべて「安心」にできるには、
実は、この機会に、よく話し合って、マンションの中で話し合って
マンション内での方向性をちゃんとまとめ、広報しておかなければいけません。
(もちろん、正式な理事会開催でなくてもいいかもしれません
その時のために「管理者」の制度が決められているのですから、
そして、そこはそのマンション内の文化なのですから)
例えば、マンション内で感染者が出たらしい、とのうわさが出たら、
エレベーターは感染リスクが高いと言われていますが…
例えばタワマンで、「エレベーター使用禁止」なんてできますか?
低層階の人は、「すぐに実行するように」と当然言いますよね!
まずは、管理組合の中で、会議が開ける(準、でもいいです)ことの
体制作りです。(今の時代、法令できちんと決められている場合を除き、
別に、全員が一つの部屋に入らないと「出席」に扱えない、なんてことは
ありません)
会議は、複数の会場で同時開催も可能ですし、ネットを活用したもの
も可能です。「誰かできない人がいたら」まず誰かが言います。
そして、多くがあきらめて、すべてを停滞させてしまいます。
実は、仙台で、熊本で、震災復旧に関しても多くのマンションで
問題になりました。あまり大きく取り上げられてはいませんが…
このコロナ禍も近いものがあります。せっかくの機会です。
まずは、マンションで役員を中心に話し合い、正しい情報を
共有できるように、「話し合いを行う」場所(ルール)を作りましょう。
どんなことを決めるのか、何をすべきなのか…
これは、その次に、しかし至急に決めることになるのですが、次回に…
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