2月16日、習志野市で、「マンションの長寿命化のための合意形成」ということで50分ほど話してきました。
新築から30年以上のマンションが増えてきています。マンションの寿命は、40年とも60年ともいわれていますが、実際はどうでしょうか。「寿命がきて住みにくくなったら、建替えればいい」のでしょうか、それとも「しっかりとメンテナンスを行ってあと数十年このまま暮らす」ことがいいのでしょうか。
マンションで重要なことは、これを一人では決められなくて、区分所有者のみなさんがみんなで話し合っていかなければいけない、ということです。かつてバブル期にあった「建替えは全く持ち出しがなくできる」時代ではもうありません。再生(長寿命化)と言っても、昔のままの生活とはいかないのでアップデートしていくためには相当な費用がかかります。また、誰かがうまい話を持ってきてくれることも期待は薄いと思います。少なくとも「その方向性」だけは区分所有者の皆さんで決めなければなりません。これが「合意形成」なのです。
高経年のマンションは、もし何もしなければ、あと10年、20年で寿命が来てしまいます。そうすれば、建替えも、住み続けることもできなくなります。いちばん悲惨な結果になるかもしれませんね。とりあえず「自分の生きている間持たせればいい、あとのことは関係ない」のでしょうか?
ではないですね。病気で余命の宣告をされてる方でない限り、そういう方が結局最後に残ることになり悲劇の主人公になってしまうものです。そう、建替えても再生に挑んでも、どちらでもいいのですが、次世代に「確実に受け継がなければ」なりません。もちろん今年話し合いを始めれば、2~3年後には工事に着手できるとか、そういうものではありませんし…
ここで、高経年マンションでは、何を考え、何を話し合い、どう「目標」を立てるか、こういう視点から話してきました。
この内容の詳細は? … また書いていきます。
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